理念「看護の質の向上」
富士病院の各部署ではこの理念の基に患者さま中心の看護が実現できるよう努力しています。
- 安全・安楽を基本にケアが実践する
- 実践した看護を「見える化」する
病床機能分化の導入
平成28年2月より、病床機能分化を導入しました。患者様の病期や診療密度別により入院病床を大きく区分(超急性期病棟・急性期病棟・慢性期病棟)しました。病棟ごとに業務の標準化・効率化を図り傾斜的な看護職員配置を行うことで、より手厚い医療・看護が提供されることをめざしています。
看護部署のご紹介
3D病棟 超急性期病棟
3D病棟は、病床数56床で、内科外科を問わず、重症管理が必要な急性期の患者を対象とした病棟です。心臓カテーテル検査や不整脈の治療、心臓血管外科や整形外科の術後、人工呼吸器などの医療機器を装着した患者がメインです。パッションのあふれるスタッフが多く、急性期から退院後を見据えた患者さんが望む医療・看護の提供を行い、回復の手助けをしています。患者さんの為にチームワークを発揮し、活気があふれる病棟です。
2E病棟 急性期病棟
2E病棟は、病床数は52床(リカバリールーム3床)です。外科・泌尿器・整形外科・内科の急性期の患者様、眼科の白内障手術を受ける患者様が入院されています。月曜日~金曜日まで手術・検査が行われています。看護部目標のもとに、その人らしさを尊重し、エビデンスに基づいた安心できる看護を提供できるようスタッフ一丸となって日々努力しています。患者様のご質問やご要望には笑顔で対応するよう心がけています。
3E病棟 退院支援病棟
3E病棟は、病床数52床。主に急性期病棟で治療が終了し病状の安定した患者様の退院支援や、糖尿病の指導教育、小児科の患者様が対象となります。
小児科病床は、御殿場・小山地域では唯一の入院施設です。いつでも入院できる体制つくりと、お子さんが安心して入院できるような環境調整に心がけています。
外来
患者さんやご家族が安心して治療・療養ができることを目指し、24の診療科で診察を行っています。また当院は透析室・心臓カテーテル室・内視鏡室に専任の看護師が配置され、24時間365日、地域の基幹病院として救急・重症患者を受け入れ、速やかに検査治療が行えるような体制作りをしています。そして今年は新人看護師も迎え、人材育成の環境を整え、外来全体のスキルアップを目標に、ともに学び成長しています。
手術室
バイオクリーンルームを含む3つの部屋で、月曜~金曜日まで手術を実施しています。人工心肺使用時のME科・Cアーム使用時の放射線科等他部門とも連携し、2015年度の手術件数は1335件でした。術前・術後訪問を行い、患者さんの声を受け止め、安心して手術に臨めるようにチームで情報を共有し、安全・安楽な看護を提供するとともにスキルアップを心がけてます。
入院管理室
心臓血管センター
『御殿場・小山地域の人々の心臓を守る』という理念に基づき、24時間365日いつでも心臓救急を受け入られる体制が維持できるように、日々努めています。心臓カテーテルの造影検査、治療、ペースメーカー植え込み術その他、不整脈に対するアブレーション治療も実施しています。循環器専門医を中心に、看護師・臨床工学技士、放射線技師、検査技師がチームとなり皆様の心臓をお守りします。
化学療法室
通院しながら、癌の抗がん剤治療や、膠原病・潰瘍性大腸炎等の難治性疾患の点滴治療を行っていいます。安全で安心を基本に、患者様が、治療を受けながら仕事や日常生活も快適に過ごし、QOL(生活の質)の維持向上に繋がるように医師・看護師・薬剤師のチーム連携に心がけています。
WOC室
日本看護協会認定の皮膚・排泄ケア認定看護師が、褥瘡管理者として平成27年度5月より専従勤務しております。院内での主な活動は、褥瘡ハイリスク患者の予防対策の実施評価と院内褥瘡予防対策の実施、褥瘡発生後のケアのほか尿・便失禁による肛門周囲・臀部皮膚障害の予防と発生後のケア、排泄障害に対する膀胱訓練、骨盤底筋体操の指導、ストーマ造設後のスキンケア・生活指導を行っています。ストーマ外来は、ストーマ認定士3名と共に行っています。ストーマ外来診察日:毎月第2・第4火曜日(午前中) ※院外で造設された方は、紹介状を持参の上、お越しください。